菅首相、やっぱり外交下手か

　９／３０日経　夕刊より。１面のトップ記事見出しに『尖閣沖衝突　首相「中国の姿勢問題」』と。

　争いの渦中にある他国の姿勢について「問題」と表現するのは、争いつづける意思あり、と思われても仕方ないんじゃなかろうか、と危惧してしまう。さらに、こういう、いかにも私は冷静だ、といわんばかりの評論的な表現は人の感情を無用に逆なですることも多い。少し前の、そのうち落ち着く、みたいなコメントも中国の強硬姿勢を招いた一因と思わなくもない。

　中国は、官民あげてほとんどありもしない日本人のナショナリズムを逆なでする”名人”だが、菅首相も、どうも中国の感情をわざわざ逆なでするところがあるような。対中関係だけでいえば、”小沢首相”ならばこんなことにはならなかっただろう、と思われる。

　さすがに相手が隣国だと、「外交はともかく内政を」と考える余裕がなくなる。

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