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X20とS9900 [電器っぽい(電機電子・AV・ITっぽい)]

 今日、というかもう昨日、思いのほか天気が良かったので写真を撮りに行った。

 というのは半分以上ウソで、先週新しいデジカメを買ったので、それを抱えて写真を撮りに行った。

 ニコン S9900。そろそろ型落ちらしく、光学30倍ズームのコンパクトデジカメが2万数千円で売られているのを知って衝動買いしてしまった。
 ちなみにヨドバシで買いたかったのだが、買おうと思った時にヨドバシ.comに在庫がなくなっていたというX20もそうだったパターンで買い損ねた。
 また、黒が欲しかったのだが、安さを優先してシルバーで我慢した。我慢したものの、届いてみると思ったより渋い色で悪くなかった。

 平日もちまちま撮っていたのだが、通勤の道すがらで、あまり面白くなかった。
 なので今日は少しでかけた。

 さて、私の愛機は富士写真フィルムのX20。クラス的にはX20とS9900は特徴は違えど同クラスのデジカメといえる。X20はいいカメラなのだが、最近のカメラとしては物足りなさを感じざるを得ないのが4倍ズーム。
 昔のカメラはズームも2倍から3倍が普通だったので、それに比べればそれでも進化しているのだが、最近のデジカメからするとやはり不足。というわけで安い30倍に飛びついてしまった。

 さて、今日はいい天気だった。
s9900_0173x768.jpg
 S9900、なるほどいいカメラだ。コンパクトデジカメでこの自由度はたまらない。

(なお、わかると思いますが写真は縮小です。)

 やっぱりズームがすごい。
s9900_0138x768.jpg
 X20では望遠(最大110mm相当)で寄る範囲は極めて限られる、というより、寄ると表現するほど寄れない。それに比べると(当たり前だが)S9900では信じられないほど寄れる。750mm相当。フィルム式一眼レフを使ってた頃でも、そんな望遠知り合いが使っているのすらみたことがない。コンパクトカメラでここまでのズームを、しかも比較的安価に手に入れられるとは、なんとお得な時代になったのだろう。

 ズームについては、広角側も実はすごい。もっとすごい機種もあるだろうから、すごいは言い過ぎかもしれないが、私的にはそれでもすごい。
s9900_0173x768.jpgS9900x20_0342_x768.jpgX20
 一般の広角は、せいぜい28mm相当。X20の広角側もそのくらいだ。
 S9900の広角は、25mm相当。28mmと25mmでは3mmという数字以上の差がある。昔フィルムの一眼レフを使いまくっていたころにも広角レンズでは28mmを使っていたが、28mmの広角は、以外と、広いとまで感じない普通の広さしか撮れない。25mmの画角はそれより明らかに広いと感じる。(あ、ただ今まで24mm相当と勘違いしてたので少しがっかりしました。)

 画質についても、思ったよりいい感じ。といって、実は私は画質はあまりよくわからないのだが、そんな私でもわかるノイズ感やざらつき感、ボケ感(これは圧縮ボケだが)は感じられず。
 画はX20より明るめになる感じ。S9900では露出アンダーで液晶上暗く映ることがあっても(というか実際暗いのだが)、それでも後で比べるとX20より明るい。ちなみにX20の方は撮影中液晶を見ていないので分からないが後で見るとどれも暗め。S9900の方は明るいところを飛ばしやすそうだが、感じは悪くない。

 右のグリップの形状が前後ともしっくりくる。X20より小さいのにX20より持ちやすい。

 安かろう悪かろうを恐れていたが、さすがはニコンだろうか。

 大きさ的にもX20より小さく、収納時はレンズが出っ張らないので持ち運びやすい。

 ならこれからはS9900がメインになるのか、というと、そう単純でもない。

 X20は私がカメラに求めるものに満ちている。
 一眼レフを常時持ち歩く根性のない私に最も大事な携帯性はどんなコンデジでも満たすだろう。
 S9900も満たすものとしてポップアップフラッシュがある。フラッシュを閉めておけば、不要な時に勝手にフラッシュが光ることがないから重宝する。
 他の、S9900になくX20にあるもの。
 X20を買うとき一番のポイントだったファインダー。ファインダーを使って撮る写真とそうでない写真は、私には今でも同じ写真でも別物だ。ファインダーをのぞかない撮影は集中できない。極端なたとえしか思いつかなかったが、試験を試験会場で受けるか家で受けるかのような差がある。
 今回S9900の方がやたらと枚数を撮った。今日はS9900の方がメインであること、S9900の方がズームが広く便利であることのほかに、きちっと構図が決められた感じがなく、もう一枚、もう一枚、と同じところで何枚かとったからでもある。また、後で見ると右上がりに傾いた写真が多かった。いつもやる失敗ではあるが、なお多い気がした。
 ファインダーなしにとる写真は、やはり気分的にふわふわしているのだ。
 それと、小さいものは液晶モニターには映らない。あるのかないのかすら分からない。何が取れるのか、撮ってみないとわからない。今回、船を撮ったとき手前に浮かんでいた水鳥は、S9900ではとっている最中全く視認できなかった。これはもしかするとX30以降のEVFの場合も同じだろうか?
 また、S9900の液晶モニターは明るいとよく見えなかった。高輝度液晶なら見えるのかもしれないが、これも液晶モニターがファインダーにかなわない点だ。

 リング式の手動ズーム。微妙な調整がなんなくでき、思い通りに動き、速やかに構図が取れる。
 S9900はよくあるレバー式で、思った通りに動かず、微調整も難しい。よく確かめてないが反応もよくないかもしれない。液晶モニターではふらふらするので、これもきっちり合わせづらい。

 露出補正。X20では専用のカメラらしいダイアルがありすぐに調整できるが、S9900では液晶モニターを見ながらちょっと手間がかかる。

 スイッチ。X20はズームリングがスイッチになっている。ズームリングは構えた時自然に左手が添えられるので、構える途中でスイッチを入れられる。X20というカメラは、構えてリングを回してズームを合わせシャッターを押すだけ、で撮れる。

 解像感は、そう思いたいところが多分にあるがX20の方があるかも、という印象。ローパスレスの威力と思っておきたい。下は比較用。比較できるような画像があまりなく、たまたま同じくらいの大きさで映っていた風車を拡大して並べてみた。表示のキャプチャだし撮った場所も違うので厳密さに欠けるが、S9900の方が明るめで、X20の方がなんとなく改造感がありそうということが・・・わからないですね・・・
s9900_0112.jpgS9900x20_0342.jpgX20

 最後に、X20はさすがにmade in Japan, 隅々まできちっとできていて素晴らしい。S9900はプラスチック製コンデジという感じで多少荒い。さらに一番気になるのはポップアップフラッシュで、押すとグラグラする。まあmake inドコというより、小型化のため多少複雑なギミックになってしまったからだろうが、イメージ的に質実剛健たるニコンらしくない。

 なにはともあれ、X20とS9900は私的に一長一短。

 ・・・ということは、結局2台持ち歩くことになるのだろうか・・・

 さて、今の時点でもS9900で困る点もある。

 望遠側のピントが合いづらいようだ。特に少し暗いとどうも合わない。
 明るくてもうまく合わない場合もあるらしい。よくわからない。

 モニター表示にタイムラグがあるっぽく、シャッターのタイミングが合わせづらい気がする。手振れ補正も原因だろうか?
 最大望遠だと対象をなかなかつかまえられない。動いてるとすぐ見失う。750mmではほとんど望遠鏡なので、無理もないと言えば無理もない。当たり前だが、手振れしやすい。この点では間違いなく光学手振れ補正に助けられているはず。
 背面右にある録画ボタンを間違えて押しやすいようで、2回ほど意図しない録画が始まった。

追記:
 2016.2.14 文章修正、補記。
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