いまさら参院選後のこと

　関係ない話だが、今日は間違って快速に乗ってしまい快速０．７駅分くらい歩いてくたくたである。

　なんだか思った以上に自民党が大敗したが、前に妄想したように参院がなくなるどころか、なんかとんでもなくひどいことになってきてしまったかもしれない。
　民主党がもはや改革政党の影すら感じられなくなりつつある。農業に高速道路、格差是正、もうかつての自民党を髣髴とさせるバラマキでもやらかしそうに見えてきた。おまけに国民新党とつるんで郵政民営化の延期法案、と、時計の針を戻そうと動いている。
　自民党もさすが元々”抵抗勢力"のほうが数の多い党、ここぞとばかりに安部批判と改革批判が噴出する。
　これではどっちに転んでも元の木阿弥になりかねない。いや、もう、かつてあったバブル景気のような税収の伸びはあり得ないから、元の、ではない、財政倒壊、国家壊滅だ。
　こんなことになってしまったのもひとえに都市と地方の両方で自民党が負けてしまったからだ。事情のまったく逆の地域で同じ結果が出てしまった。小泉前首相が自民党を壊し損ね、改革政党となりきれなかったからだ。ほんとうに壊れて再編されていれば、後継首相が本気で改革を継続できていれば、ここまでわけのわからないことにはならずに済んだ気がする。あるいは、そもそも小泉首相などという、本来ありえない状況がたまたま生まれてしまったのが長い目で見ればよくなかったのかもしれない。さらに、非常識な一票の格差と、１～５人区の混在という事情から相対的に地方＝１人区の影響が大きくなり（複数人区では差がつき難い、２人区では引き分けた）、結果、地方での敗北がよりクローズアップされるはめとなった。

　なんともまったく想像もできなかった程いやな感じだ。