どこまで外交下手なんだ民主党

　尖閣諸島で傍若無人に暴れた漁船の船長に対して、処分保留で釈放とは驚いた。これでまた一段と中国になめられる。外交はある種ヤクザなところがあるから、なめられたら終わりだ。

　政治家は一様に言及を避けたが、これこそ緘口令のホルマリン付け標本ではないか。ゼネコン社員はしょっ引かれるは、レアアースの輸出は止められるは、これだけ問題が大きくなって、地検の一存だけで釈放が決まったとは信じがたい。

　中国に外交的になめられるのは、アメリカになめられるより更に悪い。アメリカには総じて市民レベルの良識があるが、中国の若者は反日教育で育っている。中国との関係は、ヘタをすると今日より明日、明日より次の日に、より悪くなっていてもなんの不思議もない。

　今回の結末は中国国民に決定的な優越感を与えるだろう。反日＋優越感の結論には何が待っているだろうか。考えるだに恐ろしい。

　中国は、またまたおぞましいまでのカントリーリスクを見せつけてくれた。
　小泉首相時に日中関係が悪くなり、反日デモの凄まじさと出鱈目さを見るにつけ将来は戦争かとすら思われた後、福田元首相などを経て改善し、これなら戦争もあるまいと思われたが、結局事態は根本的には小泉首相時代となにも変わっていなかった。親中に思われる民主党政権下でコレというのは、更に悪いといえる。

　個人的には、今回のことは、やはり、日本は、近くはない将来の中国との戦争というオプションの可能性を決して０にしてはいけないらしい、という中国からの警告だと思って”好意”をありがたく受け取ることとしたい。

　あ、結論がタイトルとてんで離れてしまった。アルコールのせいだ、きっと。

[追記] なんて書いた私だったがふと思い出せば、つい昨日made in JapanなEdwinでなくmake in ChinaなWranglerを買ったんだった。