油断は早い中国

　というか、もう数年は最低でも中国に気を許す気はないけれども。
　とりあえず、なんでもいいから、戦争・紛争になっておらずよかった。水曜くらいまでは、帰ってニュースをみたら今度こそ尖閣諸島周辺でなにがしかの衝突が起こっているのではないか、と思ったが。

　が、デモを抑えにはかかったが、あれだけの暴動を許してふんぞり返るがごとく正当性を主張するばかり。今の中国はなんたら猛々しいにもほどがある。

　日本は主権在民の民主国家だ。個人であれ企業であれ、民の財産権を侵害する行為は厳しく取り締まらねばならない。中国にはその意識がないことは一連の状況を放置したことではっきり知らしめられた。

　国内で暴動の真実を隠し、尖閣周辺には監視船がうようよしていていつ何が起こったっておかしくない。まだ軍艦ではないからさすがにいきなり戦闘にはならないだろうが。
　ツィッターを削除したというのも、火消しにかかったと言われていたが、動員に関するコメント、写真などが消えているらしく、もしかしたら目的はある程度政府主導のデモだった（さすがに暴動を狙っていたとは思わないが）という疑惑の証拠隠滅だった可能性もある。

　いずれにしろ、今回の事件は、まだ中国に引く気があるように見えない。油断するにはてんで早すぎる。中国が少なくとも平和を過小評価する国でないことを切に願うが、同時に深刻な何かが起きないようにしっかり牽制してもらわないとならない。なんでもいいから戦争は止めよう。

　一方で日本は中国を最大の仮想敵国とした防衛体制を早急に整備しないといけない、とも思ってしまったが。