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驕れる自民党 [社会っぽい]

 自民党が、近年になく驕っている。そう感じる。たった数年で政権に返り咲いたからだろうか。強権的な姿が当たり前になりつつあるような恐ろしさすら覚えてくる。

 なお関連ニュースを適当にリンクしたけれども自分の参考のために検索して後付けしただけでこの記事を読んで考えた、というわけではない。基本的には通勤中の新聞や帰宅後のニュースを見ながら思っていたことである。

自民党 一票の格差抜本是正先送り
 自民党は一票の格差是正を2020年以降に先送りするようだ。定数削減を先送りして格差解消を優先、とか、ほんとに解消するなら2020年に是正、なんて必要ないのだが。
 今回さすがに多少は行われるはずの格差是正が、一票の格差の解消自体が審議会の答申より優れていれば別だが、答申より劣る限り2020年以降への先送りは自民党による5年ものサボタージュ宣言と考えざるを得ない。
 さらに2倍をギリギリ切るような数字で調整されるのであれば、「2倍くらい超えてもよかろう」という”未必の故意”であるといってよい。(逆にそうでなければ前回もそれで違憲状態を作っておきながら同じことを繰り返す単なるバカという他なく、即刻国政から退場していただくべきだろう)
 この状態で今度格差が2倍を超えることがあれば最高裁は政治の作為を認め、選挙無効判決で違憲を断じるべきだ。
 一票の格差を”見える化”するため、一票の価値の低い地域では自ら1/2国民、1/3国民等と見なし、実感しやすいよう価値の高いところから一等国民、二等国民、三等国民、と表現してはどうか。

自民幹事長、定数削減「先送り」 衆院選改革 まず「一票の格差」是正
自民、定数削減先送り 「1票の格差」 独自案「20年まで

甘利大臣 政治資金疑惑で辞任
 政治家にこの手のリスクはおそらくつき物であり、甘利前大臣個人についてなにかしら断定するつもりはない。
 問題は2つある。一つは問題が出た初期に、自民党にこれを罠という文脈で片付けようとした雰囲気があったこと。もう一つは、最近はいつもそうだが、問題が起きても、もはやそれを防ぐ制度をどうこうするという話は一片も出なくなっていること。表面化してすらこの体たらくで表面化しないところで何が起きているか、思うだに恐ろしい。
甘利大臣は罠にかけられたのか? (WEDGE Infinity)
安倍首相、高市総務相の答弁「一般論と理解」(TBSニュース)
“放送の政治的公平性” 政府が統一見解(NHKニュース)
BPO NHKやらせ問題、政府の介入批判 異例の意見書

丸川環境大臣 福島の除染基準に関して発言撤回
 最初は発言したか記憶にないととぼけて逃げられなくなって撤回。なにも難しいことを尋ねられたわけではない。だから、思っていたことを言ったはずだから自分がどう思っているか考えれば、おのずとすぐに答えは出たはずなのだが。

宮崎議員 女性疑惑で議員辞職
 さすがに極めて個人的スキャンダルで、党全体の流れから全然関係ないかもしれない。しかしあるかもしれない。自民党が世間の常識から再び離れ始めた氷山の一角として。
 今回の論旨からは外れるが、個人的には、現状での議員の育休取得には反対だ。
 自民党議員のサラリーマン根性から出てくるのではないかという気がするが、議員はサラリーマンではない。選挙区から唯一無二の負託を受けた存在である。最低でも選挙民の負託と育休を両立できる制度なしに国会議員の育休を認めることはできない。辞職して育児に専念するのであればなんの問題もないが。

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