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FINEPIX REAL 3D W3関連 視差調整のこと [電器っぽい(電機電子・AV・ITっぽい)]

 視差調整といってもイメージがよくわからない気がするので図にしてみた。
 ちなみに、視差、というのは左右の見え方の違いのことで、こちらはわかりやすいと思う。

 視差調整というのは、

shisa1.jpg

と、まあ概ねこんな風に画像の重なりをずらすこと、ということでわかるだろうか。理論的ではないが体感的には今のところこんな感じだ。

 ここではわかりやすいかと思ってアナグリフ(赤青メガネの3D)っぽい画像を合成したが、W3の液晶はもちろんフルカラーだ。また、知識がないので説明はウソだらけなので注意。さらにアナグリフっぽいだけなのでアナグリフのメガネをかけてもまず立体には見えませんので、あしからず。
 ちなみにW3では、視角の部分は黒画面になる(重ねて言うがほんとの画面表示はフルカラーである)。

 要は、視差調整というのは、右目用、左目用の画像の重なりをずらして調整することだ。はっきりいえばインチキである。本来自然に見えるように撮らなければならないはずの3D写真が、撮ったままで3Dに見えない、という時点でそもそもよくない。

 そんな視差調整だが、このカメラのモニターには欠かせない。もっと立体感のおとなしい写真を撮ればいいので、欠かせないというとオーバーだが、あってくれてよかった、とは、言っていい。

 上側の画像はほぼ広角いっぱい(35mm換算で35mm)でほぼ撮ったままだが、原画像のままだと立体に見えない。それは、35mmが広角過ぎる(=モニターにおける視角とあってない)からだが、一方近い対象は広角でないとそもそも左右両方のレンズに収まらなくなるし、そうでなくても、怪しげではあるが計算によるとW3の液晶モニターで自然に楽しもうとすると35mmフィルム換算で100mm相当で撮らないといけない。これは結構な望遠寄りの画像で、実際W3ではほぼ最望遠(105mm)であり、肉眼に比べてあまりに画角が狭い。

 本来ある立体に対して左右の見え方は一通りに決まってしまうはずだが、人間の脳はよくできたもので多少のインチキは許してくれる。インチキを妨害するものがなければ、だが(例えば写真の中にマッチでも移っていれば立体として認識するのはかなりきつくなるはずだ)。

 下側の図のようにずらすと、立体に見えるようになってくれる。あまり正確でなくても、慣れるとちゃんと立体として認識できる。
 訓練しだいで原画像でも立体に見えるのかもしれないが・・・

 どうでもいいことかもしれないが、はみ出したところが見えると、そこだけ近くに浮き上がって見える感じがする。片目でしか見えない物体は、ごく近い物体、ということだ。

 何で視差調整なんてするかといえば、W3の3Dが表示という意味ではまだインチキだからというしかない。高解像大画面の3Dディスプレイが普及すればその辺は解決するが、W3はいかんせん画面が小さいので、ある程度これに頼るしかないのである。

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