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X=みらい とはなかなか

 12/1付 日経に 日経就職Navi 2013 というのが載っていて、関係はないが気が向いて多少読んだ。いろんな会社の人事部からのメッセージが載っているわけだが、そのなかに X を みらい と表現するメッセージがあり、素直に感心した。

『当社が目指しているのは「非鉄金属で新たなX(みらい)を造る」ことです。』
(JX日鉱日石金属 人事部主任 上野 裕和さん)

 Xは、訳のわからないもの、正体不明なもの、海のものとも山のものともつかない物、によく使われる。割と格好いいイメージがあるので、多分エクセレントとかの意味で商品の型番にもよく使われる。

 Xを即ち未来、とした表現は記憶にない。確かにXには未来的なイメージは昔からあるし、199xとか20xxとか書くとき大概未来を意味したが(もっとも過去の年号にはxをつける理由がない)。
 会社としてのスローガンなのだろうが、いずれにしてもいいセンスだ。"X"だけでも"みらい"だけでも漠然としてしまうところを、2つ並べることで不思議にイメージがはっきりする。未来における、未来を形作る何かであり、即ち未来そのものでもある、と。もちろんそれが何かは分かるべくもないが、何であるか考えて造りだすのが仕事だ、というわけである。

 将来でなく未来、というのがまたいい。最近経済にしろ政治にしろ近い将来の心配ばかりで未来を思うことがなくなった。もちろん年をとったからというのが一番大きいが、それだけでもない社会的風潮がある気がする。

 目先のことに汲々とするばかりの中、この表現を目にして少し気分が晴れた。

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