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そろそろ本気でRD離れを考えはじめる(序) [電器っぽい(電機電子・AV・ITっぽい)]

 RD、東芝レコーダーの代名詞。
 アナログレコーダーしかRDとして認めない人もいると思うが、私的にはRD-BZ700からDBR-Z260までをRDとしている。正直、BD投入に遅れながらあそこまで豊富な機能を実現したのは奇跡的と思っている。
(人のブログで『変態的』、と称していたのが印象的だった。http://refuge06.blog54.fc2.com/blog-entry-735.html

 RDの唯一無二の優位は編集機能である。編集機能ゆえに別メーカーに移れない、または移れなかった人も多いだろう。機能の豊富さもあるにはあるが、BD陣営外様の悲しさか、新機能は大概後追いになる上、品位が不安になる。

 HD-DVD撤退時の混乱で一時期消えた優位性はかなり回復したのがDBR-Z260まで。
 再び優位性をなくしてから、3xx,4xx,5xxと、早いもので3世代経った。消えたフォルダ機能が復活したり(というかそれしか記憶にない)したが、3世代ともなれば既存機能についての方針も固まったころと思われ、今ない機能は将来も備わることはないと考えるべきであろう。

 現状の東芝レコーダーは、直接確認していないが、どうも、プレイリストが同一タイトル内限定だったり、リモコンが操作しづらかったり、チャプターがフレーム単位で打てなかったり(チャプター位置が近いと新しいチャプターを打てないらしい)と、いまだRDの域にはないらしい。

 スペックの陳腐化を別にしても製品は必ずいつか壊れて使えなくなる。いまどきは壊れても部品がなく修理できない恐れもある。また、修理しても買うより高くつく、というのはままあることである。

 そこで、そろそろRD再臨はあきらめて、この先どうするかゼロベースで考え直したいと思った。
『このままRDにしがみついていても、回復の見込みはありませんし、付き合ってて楽しいこともなさそうですから、いまのうちに縁を切って、バイバイした方が絶対いいと思いますよ。』(”わたし”風に)というわけである。

 で、とりあえずは求められる機能を挙げ連ねた。求められる、というより、ほぼRDにあって使っている機能の列挙、なのだが。 ただし、ほとんど実際に使っている。
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●RDにない ▲RDにもあるが微妙、△RDにあるが不足

コンテンツ録画 予約の追跡(毎回録画含む)、HDD内レート変換ダビング(録画レートを落とす)

カット範囲(チャプター位置)の決定・補正 速く、多数、微調整(速く、制約なし)、チャプターのフレーム単位調整、調整時の特殊再生(正逆コマ送り、逆スロー含む)、再生中のチャプタ追加・消去(速く)、再生中のダイムバー、タイムバーへのチャプター位置表示、作業の中断・再開(=ダビング機能と別機能であること)、確実なチャプター認識・選択(△特に込み合っているとき)

ダビング単位(タイトル)のカット編集(プレイリスト等) △速く、タイトル混在、チャプタ一維持、高速/レート変換ダビング、ダビ10対応,カット迫加/削除(△高速)、タイトル毎全チャプタ一括追加/キャンセル、プレイリスト内でチャプタ追加・削除(高速)、作業の中断・再開(=ダビング機能と別機能であること)、リスト表示時点で編集ミスの判別(日付、時間表示等)

サムネイル・タイトル タイトルサムネイル変更(高速)、チャプタサムネイル変更(高速)、作業の中断・再開(=ダビング機能と別機能であること)、タイトル名変更、サムネイル名変更

分類 フォルダ作成、フォルダ移動、フォルダ名変更、フォルダ録画後移動、フォルダへ一括移動、ごみ箱フォルダ

ディスクへのダビング 一括高速ダビング、逐次高速ダビング、レート混在、●一括ダビングで移動・コピータイトル混在(移動タイトルは消去、ダビ10タイトルは回数を-1)、コピー・移動タイトル混在時の警告、ディスクダビングと録再の同時動作、一括削除(ダビング結果の確認後削除、高速)、作業の中止、自動中止時の通知、中止時のダビング元維持、プレイリストをダビング可能

他機器からのダビング DTCP-IPダビング、DTCP-IPダビング時のチャプター維持、●DTCP-IPダビングと録再の同時動作、ディスクからのムーブ、●SeeQVaultからのムーブ
機器内での保存 外付けHDD対応(複数)、▲外付けHDDへの直録

その他 タイトル名への録画日挿入、ダビング時の録画コンテンツ種類判別(移動のみかコピー可(ダビ10)かの表示)、録画オートチャプター(△精度よい)、予約重複等による録画失敗コンテンツの判別、一時停止中にチャプタジャンプで一時停止維持、特殊再生操作のレスポンス(遅延が小さい、特に一時停止)、ごみ箱フォルダ内での編集、オリジナルコンテンツの結合、▲オリジナルコンテンツ結合時の元タイトル名維持、PCキーボード対応、▲PC上からのコンテンツ情報操作、●編集後の再生時に正確な位置で再生できる(頭・後ろが切れない)、●ディスクあたり最大タイトル数2000、●ディスクあたりチャプター合計最大数40000

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 書き連ねると結構多い。しかもこれで十分という気がしない。なるべく子細に挙げたつもりでも、まだ無意識的に頼っている部分が多々あるはずだ。

 レコーダーではないが、たとえばこんなことがあった。
 今持っているTVは録画リストに残りダビング回数が表示される。TVでBDを焼けないからレコーダーにダビングするわけだが、ダビング済みかどうかを、ダビング回数で判別し、一括ダビング完了後の一括削除に使っている。ところが現行機種はダビング回数の表示がリストからなくなってしまったのでそれができない。実際、それだけで、もう、TVを買い換える気が失せたりしている。
 まあ、これをいいはじめると、結局レコーダーも変えられなくなってしまうのだが。
 逆に言えば、レコーダーを変えるのであれば、次にTVを買い換えるときは、TVでは録画しないようにするべきだろうか。録画が存在しながらそれをBDに残すパスがない、という状況は、精神衛生上きわめてよろしくない。あるいはTVからのダビング専用の安いレコーダーを買うか。
 話がそれた。
 確かにダビング回数をリストに表示する必要なんて普段全くない。けれども、メーカーの把握する考えだけで情報的な概念で”ムダ”な機能を取捨選択すると、使う方にとっては使い勝手に致命傷を受けることがままある。
 RDにはそういう”ムダ”が多いことも、他メーカーに乗り換えにくい一因となっているのかもしれない。いや、なっていたのかもしれなかった。かつてのRDは開発者もヘビーユーザとして使っていて、その生の結果が密にフィードバックされていたはずである。また、RD自身の弱点を”ムダ”が救っている部分がある(チャプター編集画面は動作が遅くてたまらないが再生中に自由にチャプターを切れるから平気、とか)。RD Styleとは、意識的な機能以上に、暗黙知(あるいは暗黙知を背景にし部品)を相当含むものだったはずである。
 あらゆる場面で表面上の効率を追求し、そういう”ムダ”が消えつつあるのは社会的な現象という気もする。実に窮屈な時代だ。

 さて、挙げ連ねた機能を満足するか○×をつけるわけだが・・・めんどい。多すぎる。しかも絶対取説だけではわからない内容がある。

 安い機種買って試してみるか?百聞は一見にしかず。どうせ候補はソニーとパナソニックだけだろうし。でも昔のRDみたいに安い機種でも機能はフル装備、というのはむしろ珍しく、普通は安い機種と高い一機種は機能にも差があるだろうし。

タグ:RD
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