SSブログ

TV 12月の売り上げ前年比50%、とデジタル化の憂鬱のこと [電器っぽい(電機電子・AV・ITっぽい)]

ITMedia 今、買うべき? “エコポイント後”のテレビ市場によれば、TVの12月の売り上げは前年比50%程度で推移しているらしい。やはり落ち込んだか、と思う人と、まだそれだけ売れているのか、と思う2通りいるはずだ。
 私は後者だ。
 が、どう考えたらいいのかはわからない。去年、すでにテレビはエコポイントのゲタを履いており、しかも先月あれだけの売れ方で、今月まだ前年の50%も売れているとは。

 世の中にはエコポイント程度物ともしないお金持ちも多いのだろうか?ボーナスが入らないと買うお金のない人が多いのだろうか?はたまた、いまだにデジタル化を気にしていない呑気者が多いのだろうか?
 あるいは、エコポイントのなくなる来年はエコポイント分安くなる、と見切っている人が多いのか?11月あたりから比べればそういうこともあるかもしれないし、下げ余地のある3D対応機はたぶん来年には安くなるだろうが、一般的にはどうだろう・・・

 さて、先月32ZS1の受注切れでデジタル化に失敗してしまって「デジタルTVなんてしばらくいらない」と思いつつある、心理学の有名なキツネの如き私は、どれに入るのだろうか?
 もっとも、うちでデジタル化の進まない理由はそれだけでもない。すべてがデジタルのフルデジタル化された世界は、正確な意味でのコンテンツの所有はパッケージを購入しない限り許されない管理世界だ。せっかくデジタル化で便利になった部分がフルデジタルになると不便で、しかも息苦しくなる。パッケージ以外のものは、単に一時的に借りているだけに過ぎない。パッケージにしたところで、好きに遊べるわけではない。作った人の作ったとおりに使うこと意外許されない。遊べる余地がないので甚だつまらない。
 遊べる余地があれば、このブログももう少しは画像も多用した賑やかなものになってた・・・可能性もゼロとはいえない・・・。もっとも著作権がうるさいので結局はここでは何もできなかったろうが。

 自分でデジタルTVを録画したものを”所有”することは、かなり難しい。
 メディアには寿命がある。光ディスクはHDDのように機械や回路が壊れることはないが、いずれは読み取れなくなる。だから光ディスクに焼いてしまったコンテンツはいつかダメになる。そのいつかは、人の一生よりは間違いなく短く、数年からせいぜい10年程度だろう。
 そして、デジタルTVを録画した光ディスクのバックアップコピーをとることはできない。
 ひとつだけ可能なのは、再書き込み可能なBD-REに書き込んでおいて、数年後、メディアが劣化する前にBD-REからHDDに「移動」して書き戻し、それをまた新品のBD-REに「移動」で書き込むこと、を繰り返すことだと思うが(思うというのは私がBDの世界にトンと疎いからだ。)、確実性が薄いし、そもそもそんな面倒な方法は全く現実的でない。

 かのPT2は物自体は別に法律には触れないが、問題がないわけではなく、こそこそアングラなことをするのは嫌いだし、あれこれ考えだすといやになって、ライブラリとして所有もできないなら「デジタルTV機器なんていらない」と、やっぱり有名なキツネになるのである。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。